下記に、入れ歯についての問合せやよくあるご相談の一部を紹介致します。私なりの見解を書いてみました。
人工の歯や口から見える部分は従来のレジン(プラスチック)で作られており歯茎に接触する部分だけ軟らか材質でできている入れ歯があります。
利点
欠点
これは、正直言って回答に困ってしまいました。どんな欠損(歯のない部分)かによって入れ歯の設計が違うので一概に言えないのです。
審美的な要求がなければ
審美的な要求があれば
いくつかの種類があります。すべてのものが保険では作れません。バルブラスト・スマイルデンチャーなどがあります。実際には、金属のバネの代わりになるものがあります。
利点
欠点
入れ歯で悩んでいる方とお話をすると、ご自分の持論しか解決策はないような話になってしまうことがあります。悩みすぎた結果かもしれません。理にかなっているならば実現できるように努力しますが理屈に合わなければ実現はできません。まずはご相談ください。
「この先生はだめだ・・・」と思われましたら他の先生を捜してください。
「任せてみようか・・・」とお考えになったら作ってみましょう。
桜田歯科では、大学病院と同じ方法を用いて入れ歯(総入れ歯の場合)を作製します。特殊な型取り行う関係上、来院回数が多くなりますが健康保険で作れます。歯科医側に手間が増えるだけで普通に入れ歯をつくるのと同じ金額で作れます。
1回目 簡単な型どり
この型から精密に型をとる道具を作ります。
2回目 精密な型どり
筋形成と言う舌や頬の動きを型をとる道具に再現します。
3回目 高さを測る
精密な模型から高さを測る道具を作り入れ歯の高さを決めます。
4回目 歯並びを合わせる
仮の歯並びで、実際に口の中に入れて確かめます。
5回目 入れ歯の装着・調整
入れ歯の完成 様々な調整を行い入れ歯を装着します。
実は、入れ歯にとって大切なのはここからです。完成後の調整のためにしばらく来院していただく必要があります。今まで小さな入れ歯をお使いの方は慣れるまで大変かもしれません。精密な型取り(筋形成)を行っているため、極端に長すぎたり短すぎることはありません。部分入れ歯では、小さい物ならば手順を省くことはありますが、大きい物の場合総入れ歯に準じて作製します
健康保険では、プラスチック製です。
利点
欠点
保険外の自由診療では、部分的に金属を使い薄く作ることができます。
利点
欠点
健康保険では、プラスチックと金属のバネを使用します。
利点
欠点
保険外の自由診療では、様々な選択肢があります。
オーソドックスなバネを使用し、金属を多用した入れ歯です。また、マグネットを併用することでバネを目立たなくすることも可能です。
利点
欠点
バネが存在しますが、歯を下から支えるためにほとんど見えません。扉の開閉を応用しているために装着時に外れる心配がありません。個人的には、最も好きな入れ歯です。
利点
欠点
残った歯を加工してそこに入れ歯を装着するものです。
利点
欠点
※歯科医と技工士、それぞれに高い技術が必要となるため、皆さんの判断が難しいと思います。
私の回答は肯定より否定が多いと思います。これは、どの歯科のホームページを見ても「最新の治療法」と書かれており長所しか書かれていません。どんなに技術や材料が進歩しても欠点がないものなどありえません。マスコミも浅い調査で視聴者の受けの良い内容しか放映せず、情報が混乱しています。ですから、あえて否定の多い内容になっています。
最新=良いもの・・・
高価=長持ち・・・
こんな風に思っていませんか?
どんなに高価な入れ歯も、所詮は人の作った道具です。
最新で高価なものが、修理もできず作り直さなければならなくなったらどう思いますか? 歯科医は、皆さん方の利益と不利益についてよく説明する義務があると思います。結論を急がずにゆっくりと考えてください。現状で最善をつくすことが医療だと思います。