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原因のよくわからない痛み

原因の特定が困難な痛み

言葉では「痛み」と簡単に書けます。
でも、大変複雑で曖昧です。
痛みなのか・・・違和感なのか・・・。
痛いのか・・・痛かったのか・・・。

近年、痛みを訴えて来院される方の中に
虫歯や歯周病が関係しない症例が増えています。
歯や歯茎をどんなに調べても、そこに原因がないのです。

顎関節症

歯が原因ではなく顎が原因だった。
顎関節症は、関節が痛いだけではありません。関節を動かす筋肉の痛みも含まれます。
これらが、歯の痛みのように感ずることもあります。

Tch(上下歯列接触癖)

本来、食事以外では上下の歯は離れているのが正常。
ところが、当てているもしくは咬んでいることが癖になっている。
軽くあてているだけだから問題はないのでは?と考える方が多いです。
でも、弱くても力はかかっています。
この力の蓄積が、様々な痛みや違和感を誘発することがわかってきました。
私は昔からこうしているのでこれが普通です・・・。
力を入れて咬んでいないから大丈夫・・・。
状態の改善しない方々がよくおっしゃる言葉です。
改善には気が付くことが大切です。

咬みしめ

何かに集中している時などに咬みしめている。
これは、TCHを理解していただくより、歯に悪そうだなとうなずく人が多いです。TCH同様に痛みや違和感に関係してきます。

歯ぎしり

夜間に咬んでいる。
ご自分でわかっている方もいれば、音がしないから該当しないと考える場合もあります。
でも、安心はできません。ほとんど音のしないものあります。

そして・・・

これらは、可能性のほんの一部です。
歯が痛いから原因は歯だ!・・・こんなに単純なら助かります。
皆さんからの訴えを聞いて、一つひとつ可能性を探していきます。そして、集まった情報を検討しながら消去します。
このようにして答え導き出します。
しかし、どうしても改善しないこともあり大学病院などの専門医療機関へ紹介することも選択肢の一つになります。

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